クレショフ効果で印象を良くしよう!

クレショフ効果という言葉をご存知でしょうか?

元々は映画関連の用語で、モンタージュ理論から得られる効果だと言われています。

後から順を追って詳しい説明をしていくとしてクレショフ効果を用いるとどんな効果があるのでしょうか?

 

クレショフ効果で出来る一番のポイント
ズバリ!印象を良くすることが出来る!

例えば、気難しそうな職人気質の顔をしている人よりも、人当たりの良い顔をしている笑顔のほうが近寄りやすく、話しかけやすいですよね?

しかし、実際に「気難しそう」なのか「近寄りやすそう」なのかを判断する材料ってなんでしょうか?

その答えにクレショフ効果が関係してくるのです。

モンタージュ理論 とは

クレショフ効果を説明する前に、クレショフ効果の元となるモンタージュ理論について説明していきます。

モンタージュ理論は、旧ソビエトの映画監督セルゲイ・M・エイゼンシュテイン氏によって提唱されました。

モンタージュ理論とは、「後から提示された映像情報は、先に提示された映像情報の影響を受ける」というものになります。

モンタージュ(Montage)は、「組み立てる」を意味するフランス語に由来しています。

映像を組み立てて、映画にするという意味で「編集」と同じ意味で使われています。

アメリカなどでは、「カット」の集まったものなのでカッティングなどともいいます。

クレショフ効果 とは

エイゼンシュテイン氏のモンタージュ理論の効果を、実験によって証明したのが、同じ旧ソビエト連邦の映画作家だったレフ・クレショフ氏です。

クレショフ氏が一連の実験によって効果を実証したことで「クレショフ効果」と呼ばれるようになりました。

クレショフ氏は、3つの異なるカットの次に、無表情の俳優の映像を見せたときどのような印象を受けるかについて実験したそうです。

実験内容
  1. 先にスープの入った皿を見せる
  2. 先に棺に入った遺体を見せる
  3. 先にソファに横たわる女性を見せる

この時、俳優の映像にはまったく差異はないのに次のような結果の変化が合ったそうです。

実験結果
  1. 俳優は空腹を感じているように見える
  2. 俳優は悲しんでいるように見える
  3. 俳優は欲望を抱いているように見える

このように「前の映像と、後の映像によって受ける印象が変わる」のが「クレショフ効果」になります。

クレショフ効果を試してみよう

実際に「クレショフ効果」を試して見ましょう。

さて、皆さんはどんな印象をもたれるでしょうか?

「この猫は、お腹をすかせているのではないか?」というイメージが強くなりませんか?

では、猫の写真はそのままで違う写真を先に置いてみましょう。

どのような印象を抱いたでしょうか?

新しい家族の一員を、猫が見ている。猫に紹介している。

そんな暖かい印象を受ける方が多いのではないでしょうか?

では、最後にさらに別の写真をおいて見ましょう。

クレショフ効果によって、皆さんにはどのように見えるでしょうか?

人は提示された情報の順番に「無意識で意味を持たせてしまう傾向がある」のです。

これは、脳の働きによるものですので、悪いことではなく実はごく自然と行ってしまうものなのです。

そして、実はこれを無意識に利用している方も多くいらっしゃいます。

それはズバリ、芸能人(有名人)です。

クレショフ効果は、イメージアップに最適!?

クレショフ効果をマーケティングやブランディングに応用することで、イメージアップが図れます。

先ほど芸能人(有名人)は無意識に「クレショフ効果」を使っていると言いました。

例えば、桐谷美玲さんは本人のみでも十分魅力的な方ですが、愛犬と一緒に撮った写真を多くインスタグラムにあげられています。

もちろん愛犬家でいらっしゃるので当然ではあるのですが、自然と「可愛いワンちゃんと一緒の可愛らしい方」というイメージを脳は勝手に作ってしまうのです。

有安杏果さんは、先日ももいろクローバーZを卒業されたので現在は一般人ということになりますが、こちらの写真もクレショフ効果のわかりやすいものになります。

現役時代「小さな巨人」と言われていた小柄な体が「ギター」を抱くことで強調され、より強いイメージとして私たちの認識に入ってきます。

このように自然と自分の長所や魅力を最大限に見せることが出来るのが多くの芸能人の方であり、その中で自然とクレショフ効果が利用されているのです。

 

ちょっと怖いイメージもある坂上忍さんが、一方で非常に愛犬家で犬と戯れているときは非常に微笑ましく映りますよね?

普段「怒っている顔を出していることが多い」という部分を「愛犬と戯れて笑っている」印象で上書きしてしまおうというように利用できるのです。

(ご本人がそのような意図でやってらっしゃるという意味ではありません)

クレショフ効果は、「前後の情報の組み合わせ」で「イメージ」を変える効果があります。

犬と戯れて楽しそうだ!というイメージがポジティブな情報になりますよね。

意識的にクレショフ効果を使うことが出来れば、このように「イメージ」を変えていくことが可能になるのです。

プライベートでクレショフ効果を活用しよう!

イメージアップのためのクレショフ効果は、プライベートでも使えます。

例えば、普通の顔をしているつもりでも「怖そう」と思われている人がいます。

それはその人の顔が、何か別の怒りのイメージを無意識に連想させてしまっているのです。

このような場合、笑っている写真や楽しそうな写真をSNSなどにたくさん公開することでイメージを変えることが出来ます。

「あの人はいつも笑っているよね?」というイメージがつくことで、怒りを連想させるイメージを変えることができるようになります。

また、言葉の使い方もイメージを変えるためにはとても重要なことになります。

常に前向きな発言の多い人は「なんだか未来志向で楽しそう」なイメージになりますし、後ろ向き名発言が多い人は「ネガティブで暗そう」というイメージをもたれやすくなります。語尾がきつい人は怖いイメージを与えてしまいますし、語尾が優しい人は人格まで優しい人に感じるようになります。

落ち着いたまじめな話をする際に、きちんとスーツを着ているか、アロハシャツを着ているかで発言の信頼性って変わりますよね?

これも「チャラチャラした格好の人が言うことだから」というクレショフ効果が発揮されてしまうためなのです。

このように自分や物に対して「クレショフ効果」を意図的に用いることで、自分を良い方向へとブランディングすることが可能になるのです。

まとめ

クレショフ効果とは、複数の映像を見せることによって新しい意味が現れる現象のことです。

人は無関係な映像であっても、常に前後を関連付けて考えてしまう傾向があります。

クレショフ効果をイメージアップに応用すれば、与えたいイメージの写真と一緒に商品を配置することで、商品のイメージを変えることができます。

自然派シャンプーの商品をアピールしたいなら、森林の写真と並べてみると効果的でしょう。

逆に工業地帯の写真と並べると化学合成のイメージが付くでしょう。

最近はよく「インスタ映え」といって、特に女性は可愛いもの美味しそうなものを写真に納めていますよね?

例えばスイーツと一緒に写真を撮るのは、クレショフ効果によってイメージをよくする効果があるのです。

このようにあらゆるシーンで「どのようなイメージを相手に与えたいか」を意識してクレショフ効果を上手に活用してみて下さいね!

 

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