シャンパルティエ効果を利用してポジティブな錯覚を生み出そう!

羽毛布団、ダンベル。そのどちらも1kgだとします。

でも、私たちはなんとなく羽毛布団のほうが軽いように感じてしまいます。

このような錯覚を「シャンパルティエ効果」と言います。

シャンパルティエ効果は特別な効果ではなく、むしろ日常的に目にする機会も多い錯覚になります。

例えば、バーゲンセールの際、すでに20%下がっている商品に対して「さらにレジにて20%値引き」と店員さんが熱心に売り込んでいたとします。

すると私たちは、シャンパルティエ効果によってこのように考えてしまいます。

「40%OFF!?ほぼ半額!?」

でも、これ実際はどうなんでしょうか?

仮に商品が1万円だとします。20%下がっているので8000円になっていますよね?

そこからさらに20%引きなので8000円の2割である1600円が割り引かれることになります。

最終的に支払う金額は6400円。割り引かれた金額は3600円ですので、本当は36%OFFなのです。

このようにマーケティングやセールスなどにシャンパルティエ効果はよく用いられます。

上の例も、素直に36%引きといわずに20%引きを2回という言い方にしているのも、2度も値引きサービスを受けられるというお得感を与えるためでもあるのです。

このようにビジネスシーンに応用しやすいシャンパルティエ効果について説明していきます。

シャンパルティエ効果 とは

シャンパルティエ効果とは、「同じ重さで体積が異なる2つを比較すると、体積の大きい方が軽く、体積の小さい方が重く感じられる錯覚」のことです。

同じ重さの羽毛布団とダンベルなら、体積の大きい羽毛布団の方が軽く感じるという錯覚になります。さらに私たちには先行イメージがあります。ついつい「羽毛は軽い」「鉄は重い」と考えていませんか?この考えがますますシャンパルティエ効果を生むのです。

シャンパルティエ効果は、大きさと重さの錯覚について実験を行ったフランス人医師のオーグスチン・シャルパンティエ氏が1891年に出版した「Size‒weight illusion」という本で発表されました。そのため、著者の名前を取ってシャルパンティエ効果と言われています。

シャンパルティエ効果のような錯覚は他にも!?

シャンパルティエ効果のような「大きさと重さ」の錯覚は、別のものでも起こります。

例えば同じサイズのものが金属製と木製なら、どちらが重いでしょう?

イメージとして金属製のものを重く感じるのではないでしょうか?

同じように、明るい色と暗い色ならどうでしょう?

比較的暗い色のほうが重く感じる方のほうが多いのではないでしょうか?

例えば同じサイズと重さのダンボールがあった場合、白と黒とでは、1.87倍の違いを色から感じるのだと言われています。

色が違うだけで重さの感じ方が変わる。

そのため、多くの引越し業者では、白色のダンボールが採用されていたりするのです。

シャンパルティエ効果を使ってみよう

例えば商品を説明するコピーライティングの場合、より商品を魅力的に見せるコピーが重要になってきます。

商品が元々持っている「イメージ」をより強く、ポジティブにする方向にシャンパルティエ効果を使うことが重要になります。

  • ビタミンC 1000mg配合
  • レモン100個分のビタミンC

どちらも酸っぱそうですね。

では、どちらがよりたくさんのビタミンCが入っていそうでしょうか?

多くの人は後者を選ぶのではないでしょうか?
これはレモンが元々持っている「ビタミンCがたくさん入っている」というイメージがあるからです。

しかし実は、レモンよりもビタミンCが多く含まれている食べ物は他にもいっぱいあります。

例えばピーマンにはレモンの約3.4倍のビタミンCが含まれていたりします。

  • ビタミンC 1000mg配合
  • ピーマン100個分のビタミンC

さてレモンからピーマンに変わることでどのようなイメージを持ったでしょうか?

ピーマン100個分ってどのぐらいかわからないぞ!?と混乱したのではないでしょうか?

これは、私たちが普段イメージする「ビタミンC」というものにピーマンが結びつかないためです。

そこで、シャンパルティエ効果をコピーライティングで利用するときは、共通で持っているイメージを使うことが大切なのです。

数字を大きく見せることでも得られる効果があります。

  • タウリン1000mg配合
  • タウリン1g配合

上の例はどちらもタウリンの配合量について同じことを述べていますが、1000mgと言われるとたくさん入っているように思えますよね?

逆に1gと書いてしまうととたんに対したこと内容に感じてしまいます。

これは、数字の1や1000に対するイメージからシャンパルティエ効果による錯覚を起しているためなのです。

これらを踏まえて、より人に響くコピーライティングやセールスレターを考えることで商品の魅力がこれまで以上に伝わるようになります。

「まるで羽毛布団のように軽い」掃除機と軽さを伝えたり、一日あたりたった100円と値段を分割することで安さを強調したりなどいろいろな使い方があります。

シャンパルティエ効果をうまく活用することで、物も人も自分自身もよりよくイメージアップできるのです。

まとめ

シャンパルティエ効果とは、「イメージ」と実際の感覚とズレが起こる錯覚です。

シャンパルティエ効果の錯覚を応用すれば、物を説明する際によりわかりやすくイメージしやすい形で伝えることが可能になります。

シャンパルティエ効果などというと難しく聞こえますが、誇張せずにわかりやすく例える術でしかありません。

「一日20分。それをたった3日続けるだけで身につくんです」

1時間みっちりやるよりは楽そうですよね!

コピーライティングなどのビジネスシーンだけでなく、日常的にも活用できる場面がありますので、皆さんもぜひ活用してみて下さい。

 

 

 

 

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